旬の味、筍。
実姉と甥っ子が経営している『香実園』の竹林。
美味しい筍の収穫のため、竹林の整備のため、
この時季は3~4日の一度の筍掘りが年中行事。
急斜面での足場が悪い中での作業、
また周囲の竹や木の根の間の発掘作業なので
上手に掘り出すのは熟練の技能が必要。
赤ちゃんタケノコもありますし
「ここにいいのがあるよ。」
自己主張している若者タケノコもあります。
(今回は、若者タケノコが多く、見つける手間はなし)
そのわきで、ベテランの方々は
芽の向きに応じて穴を掘り、上手に鍬をあてて
いい形のタケノコを次々にゲットしていきます。
作業場へ戻ってからすぐ下ごしらえ。
根元と先端部分を切り落とし(けっこう力が要ります)
あとで、皮が向け落ちやすいように
切り込みを入れます。
米ぬかと唐辛子を入れ、あく抜き。
茹で上がったほくほくのタケノコを
おおきなたもですくい上げます。
冷たい水の中で皮むき。
何枚もまとっていた衣装を脱ぎ去って
タケノコくんは真っ白な(?)姿を現します。
その日のうちだけの美味、
わさび醤油でのお刺身タケノコ、美味しかったです。
今日は、タケノコの味噌汁や煮物で楽しみました。
皮つきのタケノコをいただいても、この食べる状態までの処理は家庭では、なかなかできません。
来年も必ずや1回は参加したいと思います。
四季のある日本だからこそ味わえる『旬の味』。次の旬の味は何?
≪付けたし≫
美味しいものは動物たちもわかるようで、暗くなってイノシシ君も掘り返して食べているようです。