「花見」は、やっぱり桜かな。
母(93歳)を誘ってのドライブ。
フラワーガーデン前の桜は昨年観たとのこと、
南足柄・開成町方面の桜を巡ることに。
いつもよりスピードを控えめにして沿線を解説。
相模沼田から大雄山駅前を抜けて北足柄小学校へ。
「どんどん変わっちゃってるから、どこ走っているんだかわかんないねえ。」
それは、息子も同じように感じつつあります。
福沢神社近くの大口広場の駐車場。
酒匂川の『水とのたたかい』を調べた時、
何度か訪れた場所。
また、サイクリングコースを走っていた頃は
折り返し・水分補給の場所。
桜の花の下で、酒匂川氾濫の歴史掲示板を見ながら、
柳新田まで水が来た昭和30年代の思い出話や
水や土を巡っての田んぼづくりの苦労話を聞く。
語り部?から聞く話は説得力がある。
先人の労苦の上に現在があるんだなあと再確認。
開成町の瀬戸屋敷にも立ち寄ってみた。
管理仕事の方に声をかけると
何と高校時代の同級生だった。
母に先に入ってもらって、しばし旧友の話題で歓談。
当たり前のことだけど、みんな同じように年齢を重ねている。
成績も運動能力もモテ度も気にしないで済む今
いろいろ話をしてみたいなあ。
会える時間も会えるメンバーも有限。
それだけに、偶然の出会いに感謝。
2階が個展会場だった蔵は
あの頃と同じ重厚さを保持していた。
たくさんのお客様にかくれ文字絵の世界を知っていただき
作家活動を本格的にスタートさせた場所。
(その延長線上で『コーヒー&アトリエかくれんぼ』が生まれる)
親孝行のつもりで出かけた小一時間のドライブだったけど
自分にとっても、幸せな時間となった花見だった。