さすが、ワールドクラスは違う。
世界ランク3位の南アフリカ共和国に逆転勝利、
そして五郎丸選手の独特なルーティンと正確なキック、
日本国民のラグビーへの関心度は一気にアップ。
松尾・平尾・堀越選手が活躍していた頃のファンだった
私のラグビー熱もご多分に漏れず復活。
でも、人気はそのまま右肩上がりとはいかず、多くの国民(私も)は、サッカーや野球に関心が移っていった。
そんな中、来年(2119)、日本でワールドカップが開催される。
オーストラリア代表『ワラビーズ』が直前キャンプを
何と「小田原で実施」という情報は知っていた。
その『ワラビーズ』が、
10/27のニュージーランド戦を終え、
来年に備え城山競技場で10/28~11/3まで練習するらしい。
その中でたった1日だけの公開日は、11/30(火)の定休日。
「これは、行くしかないでしょ」
30分前に到着した頃、見学者の視線を集めながら
すでに選手たちは入念なストレッチの真っ最中。
筋肉ムキムキの大男の集団を予想していたが、
日本選手と大きな差はない感じ。
ダッシュやパス回し、タックルなど、練習が進むうちに選手たちの目つきや表情、体の切れがどんどん変化していくのが遠くからでもわかる。
鍛え上げられた体と体がぶつかり合う音が聞こえる。
ディフェンスをかわす華麗なステップ、走りだしたら一気に加速する脚力。
当たり前のように次から次へとパスが展開される。
日本代表チームはおろか高校生のゲームさえ、まだ生で見ていない私だが
その迫力に圧倒され、暑い日差しを忘れた1時間半だった。
練習を終えた彼らは、一緒に写真に収まってくれたり、サインをしてくれたり、小田原のちょっとシャイなファンに笑顔で対応してくれた。
なんて遠慮をしていたが、みんなにつられて
握手だけでもと何人かの選手に手を差し出す。
すると、『ガンバってクダサイ』日本語でしか言えない私に
右端の選手が、WALABIESのゴムバンドをにこっと手渡してくれた。
日本代表の次に応援するのは『ワラビーズ』に決定。