新たな試み。

DSC_4321前々回のブログでも少しご紹介しましたが、

見れば見るほど、素晴らしい木彫りの技。

材は、山桜。

【硬く強靱で狂いが少ない。木理ほぼ通直で木肌は緻密。 加工性、着色性に優れ、磨くと光沢がでる。】(「木材の種類」より)

 

 

この菓子木型を使って、どれだけ多くの落雁が人々を笑顔にしたのだろう?

定休日の夕方、寒梅粉が届いていたので、私にもできるかどうか「やってみるべし」と厨房へ。

いちばんわかりやすかったレシピを片手に、材料の準備に入る。

 

 

 

 

 

DSC_4366まず、上白糖に砂糖蜜を少量落として、よくもみほぐす。

次に寒梅粉(http://www.komeko.net/what/p_kanbai.html)に

抹茶を混ぜ合わせて色付け。(食紅でも可)

2種類の材料をよく混ぜてから

二枚重ねの木型に押し込む。

 

 

 

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上側の板を軽くトントンとたたいて

型どおりにうまく隙間ができたら、

おっかなびっくり(方言?)そっとはずす。

隅の方の押し込みが弱いと、かけてしまうことを

体験して学びました。

 

 

 

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下の板がうまくひっくり返すことができると

このようなきれいな形が現れます。

超初心者の私が成功するのは確率三分の一。

うまく型抜きができたときは、思わずにんまり。

食べるのがもったいなかったけど、一応、味見を。

小さい頃、お祝いの時や仏事の時などに食べたなつかしい味が・・・。

今の若い人たちは、知らない世界かもしれないなあ。美味しいとは思わない味かも。

 

 

でも、和菓子の日本三銘菓は、すべて落雁。

石川県金沢市「森八」の『長生殿』(http://www.morihachi.co.jp/

新潟県長岡市「越乃雪本舗大和屋」の『越乃雪』http://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp/

島根県松江市「風流堂」の『山川(やまかわ)』http://www.furyudo.jp/item/yamakawa/index.html

 

私が食べたことがある落雁で、長野県・小布施町「小布施堂」の『くりは奈』や愛知県・名古屋市「両口屋是清」の『二人静』も有名らしい。

 

 

 

 

DSC_4319寒梅粉と一緒に送ってもらった和三盆(わさんぼん)。

【香川県と徳島県などの四国東部でのみ生産され、昔ながらの製法で作られる高級砂糖】

これも使ってみたいなあ。あんこを入れた干菓子もおいしそうだし…。

「夢は荒野を駆けまわる」ですね。

 

 

3月2日からの 新潟県のお菓子屋さんご提供 「菓子木型の世界」 をお楽しみに。

運がいいと、手作り落雁と出会えるかも??

 

 

 

 

かくれ文字絵作家のブログもどうぞ。http://ameblo.jp/mmtrk5803/

 

 

 

 

 

コメント

落雁大好きです❤️
以前の同僚にお茶の師範の方がいて、お茶を立てていただき幸せでした

2017年2月24日 5:55 PM | ゆうかずとも

コメント、ありがとうございます。落雁づくりなんて、この菓子木型と出会わなければ、一生縁のない体験だったと思います。
歴史や作り方などを調べたりしてみると、子どもたち世代にも残していきたい世界だなあと感じ始めています。明日の定休日は、和三盆で落雁を作ってみようかなと考えています。

2017年2月27日 10:28 AM | かくれんぼ店主

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