新たな試み。
見れば見るほど、素晴らしい木彫りの技。
材は、山桜。
【硬く強靱で狂いが少ない。木理ほぼ通直で木肌は緻密。 加工性、着色性に優れ、磨くと光沢がでる。】(「木材の種類」より)
この菓子木型を使って、どれだけ多くの落雁が人々を笑顔にしたのだろう?
定休日の夕方、寒梅粉が届いていたので、私にもできるかどうか「やってみるべし」と厨房へ。
いちばんわかりやすかったレシピを片手に、材料の準備に入る。
次に寒梅粉(http://www.komeko.net/what/p_kanbai.html)に
抹茶を混ぜ合わせて色付け。(食紅でも可)
2種類の材料をよく混ぜてから
二枚重ねの木型に押し込む。
上側の板を軽くトントンとたたいて
型どおりにうまく隙間ができたら、
おっかなびっくり(方言?)そっとはずす。
隅の方の押し込みが弱いと、かけてしまうことを
体験して学びました。
下の板がうまくひっくり返すことができると
このようなきれいな形が現れます。
超初心者の私が成功するのは確率三分の一。
うまく型抜きができたときは、思わずにんまり。
食べるのがもったいなかったけど、一応、味見を。
小さい頃、お祝いの時や仏事の時などに食べたなつかしい味が・・・。
今の若い人たちは、知らない世界かもしれないなあ。美味しいとは思わない味かも。
でも、和菓子の日本三銘菓は、すべて落雁。
石川県金沢市「森八」の『長生殿』(http://www.morihachi.co.jp/)
新潟県長岡市「越乃雪本舗大和屋」の『越乃雪』http://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp/
島根県松江市「風流堂」の『山川(やまかわ)』http://www.furyudo.jp/item/yamakawa/index.html
私が食べたことがある落雁で、長野県・小布施町「小布施堂」の『くりは奈』や愛知県・名古屋市「両口屋是清」の『二人静』も有名らしい。
【香川県と徳島県などの四国東部でのみ生産され、昔ながらの製法で作られる高級砂糖】
これも使ってみたいなあ。あんこを入れた干菓子もおいしそうだし…。
「夢は荒野を駆けまわる」ですね。
3月2日からの 新潟県のお菓子屋さんご提供 「菓子木型の世界」 をお楽しみに。
運がいいと、手作り落雁と出会えるかも??
かくれ文字絵作家のブログもどうぞ。http://ameblo.jp/mmtrk5803/