かくれんぼの「さくら」
日本国語大辞典からの諸説がいくつか触れられていた。
最後の説では「サ」は穀霊、「クラ」は神のよりつく座とされ
桜の開花は農事と深く結び付いていて、花の咲き方の
多少で当年の豊凶を占ったらしい。
実りの先触れである桜花の下で飲食を共にする花見も
豊作を祈った『予祝』という儀式とされる、とも。
コロナ禍がなければ、「桜の下で、新しい季節のサイクルの幸福を願えた」のに、
去年に続いて、今年も静かに、少人数で、花の下を歩くだけで我慢とは・・・。
でも、それができることだけでも『感謝』しなければいけないのかもしれません。
桜の花を楽しむことはできます。
かくれ文字絵作家が、一つ一つの蕾や花びらを
「さ・く・ら」の文字で丹念に描き、色づけした桜が
画面いっぱいにちりばめられています。
「ぬ・く・も・り」の文字で描かれた『子ども』?には
四方から、桜の花が降り注ぎ、
観るものに、安らぎを感じさせてくれます。
桜の名所まで出かけられない方、桜の開花が待ちきれない方、かくれんぼへぜひお越しください。
この日の朝7時は、雲一つなく、富士山がくっきり見えて
「今日も何かいいことありそう」なんて。
いろいろな事象に対して、
『気の持ちよう』に取り込もうとする年代です。
あちこちで地肌を見せていた苔庭でしたが
先日、お客様とよく見たら、『苔林』を発見。
茎のような部分が競争しているように
背を伸ばして群生しているではありませんか。
先端に胞子嚢があって、高い位置から胞子を飛ばして
広範囲に仲間を増やそうとしているらしいのです。
苔庭部分を広げたいものにとっては、目が離せません。
苔の移植作業を少しだけでも軽減させてくれることを期待して。
2021年3月18日 10:29 PM | カテゴリー : かくれんぼ便り,イベント,マスターのひとり言 | コメント(0)