熊野三山、参拝してきました。
秋をあっという間に通り過ぎて、もう冬支度が必要な冷え込みです。
1カ月前には、まだ、『氷旗』がドアにぶら下がっていました。
大多数のお客様が半袖姿で、『紅ほっぺ』や『宇治金時』の
ご注文をされていたのが信じられないぐらいの季節の移り変わりです。
今日などは暖房をつけましょうか?とお聞きするくらいでした。
油断せずに、体調管理を心がけたいと思います。
実家の稲刈りは、こちらの都合と天候の折り合いがつかず、
たいして手伝いができないうちに終了してしまい、残念です。
田んぼから、もみ殻を焼く煙と香り(匂い)が米作りの終了を教えてくれます。
「かくれんぼ農園」では、たった8本の『安納芋』の苗が順調に育ち、
(葉っぱだけ見事だった昨年と違って)大きな芋がゴロゴロ。
現在、段ボール箱の中で追熟させています。3週間後には「焼きいも」かな?
いただいた臨時休業と定休日で、かくれ文字絵作家の妹夫婦と4人の気ままな旅をしてきました。
義父が具合悪くなってから、中断していた『姉妹会旅行』。
(私たちが仲良く旅しているのを見てお義父さんも喜んでくれるだろう)
(私たちも60代後半。動けるうちに動いておこう)
1周忌の時にそんな話になって、計画立案することになりました。
以前、名前は聞いたことがあったような『熊野三山』。
「行ってみたい」という義妹の声を聴かなければ、
きっと場所もその意味も知らないまま終わったであろう場所。
調べていくと、行きたい気持ちがどんどん膨らんでいきました。
【平安時代以降、熊野へ向かうため、都をはじめ、日本各地からざまざまな参詣の道が生まれました。・・・険しい山道を超えて、巡礼の旅を続けることで魂が救われると信じ、上皇や貴族のみならず、やがて庶民に足るまで、身分や男女の別を問わずあらゆる人々が熊野を目指しました。現在もこの参詣道を訪れる人々が絶えないのは、人知を超えた熊野の自然に畏敬の念を抱き、その場所を目指した当時の人々の思いが、日本人の心の奥深くに刻まれているからではないでしょうか。】(和歌山県観光資料課パンフレット)
でもでも、三重県、和歌山県は遠かった。
名古屋からスタート地点の大門坂まで、3時間半のドライブ。
那智の滝を目指して、歩き始めた頃は
「さすが熊野古道、雰囲気あるね」
何て会話がありましたが、だんだん、、。
黙々とそれぞれのペースで、那智大社まで。
2日目は、熊野本宮大社まで2時間半。
初心者コースとはいえ、転ばないことを最優先の修験道でした。
もし、もっと聞いてみたいというお客様、これから行きたいというお客様がいらっしゃったら、
声をかけて下さい。(長くなりすぎないように気を付けてお話いたします)
最後に、偶然見つけたPHP11月号の裏表紙『旅心』に載っていた一節から。
【誰と出逢うのか、どんなことが起きるのか、心に刻まれたものはすべてわが体験、わが風景。人生にとって、必要な、かけがえのない思い出になる。そして、実際、そうやって日々を重ねてきたのではないか】
疲れはまだ抜けきれませんが、「やっぱり行ってよかった。次はどこへ行こうか」と考え始めています。