『お店の歴史』を感じました。

DSC_3982何を見て『かくれんぼの歴史』を感じたかというと・・・

この四角い部分の中と外の違いです。

中は、木目がはっきり見えて、色つやもいいのですが、

外は、すすけて日焼けして表皮が向け落ちてしまいそう。

「最初は、こんなにきれいだったんだなあ。」

 

どこの一部分だか、おわかりになりますか?

 

 

DSC_3984お分かりになった方は、注意力・観察力・記憶力抜群、

そして、何度もかくれんぼにご来店いただいているお客様ではないかと

思います。

前から、ドアの色落ち、手すりのささくれが気になっておりました。

上手に外せないかもしれないから、取り外さずにやすりをかけようか

でも、思いっきりきれいに塗り直しちゃった方がいいかも、

迷ったげく定休日の4時過ぎ、手すりを外してやすりをていねいにかけ、

ペンキ屋さんから分けてもらってあった塗料を二度塗りしました。

 

 

DSC_3986外す時、木ねじのねじ山をつぶしてしまってあせりましたが

なんとか、新しいものと交換して

無事に元の位置に取り付けることができました。

(昨日は、夜中から朝にかけての雨で、乾きが悪くて

お客様にご心配をおかけしました)

 

オープンしてもうすぐ4年、雨風や夏の強い陽ざしにさらされても

しっかりお店をガードし、そして、やさしく(?)お客様をお迎えしてくれた『ドア』。

お疲れ様です。感謝しています。

古くなったから、ちょっと壊れたからといって、簡単に交換したりしないので

これからもよろしくお願いします。

 

次は、ドアも塗り直しちゃおうか、なんて大それたことを考えています。

 

 

 

 

ついでに。

最近読んだ、平安寿子さんの本で心に残った一節。DSC_3978

【骨がつぶれる。関節がきしむ。皺だらけで、歯も抜ける。

視覚、聴覚、記憶力、美男美女の面影が、なにより残り時間が、

刻一刻と失われていく。それだけではない。

家族が、友達が、自分が、次々と病に倒れる。

 

齢をとるのは、ほんとにつらい。でも、この齢まで生きてこられなければ、会えなかった人がいる。

立ち会えなかった時代の局面がある。だから、若さなんか羨ましくなんかない。

 

若返りを望むなんて、無駄なこと。・・(中略)・・・再生のきかない『今』を、じわっと楽しみたい。

熟した過去があればこそ、『今』にじわっと味がある。

『今』は儚く消えていくと悲しいほどにわかるから、万障繰り合わせて、ここに来る】

 

 

 

 

今の毎日を大切にして、ポジティブに生活していこうと思います。

自分が出会った『いろいろな人・もの・こと』があればこその今の自分、感謝の気持ちを忘れずにいたいです。

 

 

 

 

 

 

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