『お店の歴史』を感じました。
この四角い部分の中と外の違いです。
中は、木目がはっきり見えて、色つやもいいのですが、
外は、すすけて日焼けして表皮が向け落ちてしまいそう。
「最初は、こんなにきれいだったんだなあ。」
どこの一部分だか、おわかりになりますか?
そして、何度もかくれんぼにご来店いただいているお客様ではないかと
思います。
前から、ドアの色落ち、手すりのささくれが気になっておりました。
上手に外せないかもしれないから、取り外さずにやすりをかけようか
でも、思いっきりきれいに塗り直しちゃった方がいいかも、
迷ったげく定休日の4時過ぎ、手すりを外してやすりをていねいにかけ、
ペンキ屋さんから分けてもらってあった塗料を二度塗りしました。
なんとか、新しいものと交換して
無事に元の位置に取り付けることができました。
(昨日は、夜中から朝にかけての雨で、乾きが悪くて
お客様にご心配をおかけしました)
オープンしてもうすぐ4年、雨風や夏の強い陽ざしにさらされても
しっかりお店をガードし、そして、やさしく(?)お客様をお迎えしてくれた『ドア』。
お疲れ様です。感謝しています。
古くなったから、ちょっと壊れたからといって、簡単に交換したりしないので
これからもよろしくお願いします。
次は、ドアも塗り直しちゃおうか、なんて大それたことを考えています。
ついでに。
【骨がつぶれる。関節がきしむ。皺だらけで、歯も抜ける。
視覚、聴覚、記憶力、美男美女の面影が、なにより残り時間が、
刻一刻と失われていく。それだけではない。
家族が、友達が、自分が、次々と病に倒れる。
齢をとるのは、ほんとにつらい。でも、この齢まで生きてこられなければ、会えなかった人がいる。
立ち会えなかった時代の局面がある。だから、若さなんか羨ましくなんかない。
若返りを望むなんて、無駄なこと。・・(中略)・・・再生のきかない『今』を、じわっと楽しみたい。
熟した過去があればこそ、『今』にじわっと味がある。
『今』は儚く消えていくと悲しいほどにわかるから、万障繰り合わせて、ここに来る】
今の毎日を大切にして、ポジティブに生活していこうと思います。
自分が出会った『いろいろな人・もの・こと』があればこその今の自分、感謝の気持ちを忘れずにいたいです。