シルバーウィーク最後の日に。

瀬戸屋敷入口「シルバーウィークって、いつまで?」

あまり関心がないまま、渋滞状況のニュースを見て終わったことを知りました。

でも、昨日の定休日は、買い出し(仕事)に行った足を少し延ばして

秋の一日を満喫しました。

 

まずは、開成町の瀬戸屋敷。かくれ文字絵作家が初個展を開催した場所。

広くて、静かで、ゆっくりと時が流れている空間。

 

 

 

蔵入口土蔵ギャラリーで開催されていたのは、

9月にかくれんぼで展示会をしていただいた

野地悌子さんの『湖底に沈んだ三保のふるさと』水墨画展。

ダム建設のため湖底に沈んだ三保地区の水没前の写真と

自らの記憶を重ねて、水墨画に表わした作品群。

 

 

 

墨絵1墨絵3墨絵2

 

 

今は湖底に沈んで見えないけれど、そこに確かに人々の暮らしがあったのだ、どの作品からも

野地さんのふるさとに対する思いが、静かだが力強く迫ってきた。

 

 

【三保ダム(丹沢湖)は、酒匂川総合開発事業の一環として、酒匂川水系河内川の山北町神尾田字尾崎地点に昭和53年4月に完成した。この間、神奈川県の人口は 443万人から 670万人の増加をたどり、この事業は神奈川県の水需要増大に対応するためといっても過言ではない。】(月間ダム日本より)

 

 

 

 

 

次に訪れたのは、南足柄市塚原にある長泉院。

長泉院かくれんぼでも作品展でお世話になった刺し子の山岸啓治さんの

『刺し子とアップリケの世界』展示会。

 

この展覧会まで、ここにあることをずっと知らなかったお寺。

でも、中世に南関東で覇権を争った大森氏の菩提寺だけあって

広大な敷地と趣きのある本堂や庫裏に圧倒される。

 

 

庫裏春のお彼岸に続いての2回目の開催だけに

「今度はどんな作品が見られるのかしら」

と楽しみにしている檀家の方もいらっしゃるらしい。

 

 

 

 

刺し子展広い二つの部屋には 刺し子説明

山岸さんの労作が

ずらりと並ぶ。

デザインだけでなく

寸分狂わぬ針を運ぶ

氏の集中力と作品に対する熱意を改めて感じた。

 

 

野地さんの作品展は、10月4日(月)まで、山岸さんの作品展は、9月26日(土)午前まで。

ぜひ、本物に出会って下さい。

 

 

 

☆☆お知らせ☆☆

10/17(土)のかくれんぼイベント『ハープとフルートと調べ』のチケット(ドリンク付きで2500円)は

残り8人分となりました。

 

 

 

 

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